特定非営利活動法人エルブ
設立趣旨書


1996年、私たちは、杉並区で最初の精神障害者グループホーム「くるみの家」を設立して以来、精神障害者が地域で暮らしていくための基盤としての住居の確保と在宅生活におけるさまざまな相談・支援の活動を行ってきました。1998年には、くるみの家内に一時利用室を設置し、精神障害者や家族にとっての一時的休息や家族関係調整のためのショートステイを開始するなど、精神障害者および家族が、この杉並の地域で安心して暮らしてゆけるよう、少しずつその活動を広げてきました。

近年、精神障害者および家族をとりまく諸制度は大きな変わり目を迎えています。わが国の社会福祉のあり方そのものの転換をめざす「社会福祉基礎構造改革」、精神保健福祉の領域においては、「居宅生活支援事業」をはじめとする在宅の精神障害者への生活支援における市町村の役割の強化が進められることとなるなど、これからの社会福祉、精神保健福祉は、いよいよ本格的な地域の時代に入ろうとしています。

私たちは、これまでの精神障害者グループホームにおける実践を土台としながら、精神障害者および家族にとって住みよい街づくりを進めてゆくための諸活動をより一層拡充してゆくとともに、これからの新しい社会福祉、精神保健福祉の担い手として、その基盤を強化してゆくことが求められています。

私たちは、ここに特定非営利活動法人エルブを設立し、多くの区民・関係者の方々とともに力を携えながら活動を進めることにより、精神障害者および家族が安心して暮らせる街づくり、杉並の地域における福祉文化の醸成に寄与してゆきたいと考えます。



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